文●人材開発室 田嶋 雅代
外出時の汗、急な夕立等、思いがけず衣服や持ち物が濡れてしまった経験はないでしょうか。訪問先などで、失礼のないように備えておきましょう。
ハンカチをいつも携帯していますか?
ハンカチ(またはハンドタオル等)は清潔なものを常に携帯し、汚れたものを人前で使うことのないようにしましょう。汗をかいている場合は、訪問先に入る前に拭っておきます。
雨にあたった場合は、衣服やカバンなどについた水滴を拭い、訪問先を汚すことのないように配慮します。いずれも事前に身だしなみを整えることですが、相手を不快にしないように配慮しましょう。
止まらない汗には
保冷材や、濡れたタオルなどで首の後ろの部分を冷やすと体感温度が下がり、顔に汗をかきにくくなります。訪問先にはいる直前で対処しておくのもひとつの方法です。
扇子やうちわは、涼を得るのに便利な昔ながらの道具ですが、暑いからといって、いつでも
どこでも仰ぎ続けるのはマナー違反、目上の人の前では注意が必要です。

猛暑の折、軽装となるため気持ちも緩みがちですが、だからこそ礼節の配慮が必要です。汗が気になる場合には、吸汗速乾機能、抗菌防臭機能の高い下着の活用や、制汗拭き取りシートの利用等、工夫してみるのもよいでしょう。
(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)