文●人材開発室 田嶋 雅代
声を掛けられた時には、すぐに「はい」と返事をしているでしょうか?返事は、情報を伝える人に「伝わった」ことを知らせる手段です。返事によって相手にきちんと受け止めたことが伝わり、次の行動がスムーズになります。
【あなたの返事は相手に伝わっていますか?】
声を掛けられた時、自分は返事をしているつもりでも、無意識のうちに返事をしそびれることもあります。返事がなければ、相手は確認のため、重ねて声を掛けることになりますので、まずは相手に「伝わった」ことを知らせましょう。
【どんな声で返事?】
忙しく表情が曇った状態で返事をすると、返事の声も曇りがちです。気のない返事や不快な気持ちが声にのった返事では、相手には嫌な態度と映ります。明るく大きな声で返事をしましょう。
【呼びかけだけでなく、指示の応答にも!】
呼びかけられた時はもちろん、指示を受けたときにも、了解したことを伝えるために返事をします。不明点がある場合にはその場で確認することも重要です。
相手からの返事がないと、聞こえたかな?、伝わったかな?、理解してもらえたかな?という不安を感じます。「返事をしなくともわかっている、だから返事をしない」のでは、相手にわかったことが伝わりません。返事をする手間を惜しむことなく相手にわかるように返事をすることで、信頼関係を築きましょう。
(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)
エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」
2011年8月号(VOL 133)より
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