文●人材開発室 田嶋 雅代
(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)
電話の相手の声は聞こえるが、何と言っているのか聞き取れなかったという経験はありませんか?相手の表情が見えない電話ですが、声の状態からは思いのほか、感情や姿勢、態度が伝わるものです。
■ 相手の聞き取りやすい声を意識!
・ 聞き取りやすい速さと間を意識して、ゆっくりと話しましょう。
・ 明るい声で、はっきりと発音することが基本、自信のない声は相手を不安にさせてしまいます。
・ 「〜でーす」「〜まーす」と語尾がのびると聞き取りにくいものです。
■相手が見えないからこそ、相手の話をよく聴くこと!
・ 相槌や復唱で相手に「聞いている」ことを伝えながら、相手が話しやすい環境作りをしましょう。
・ 相手の言葉をさえぎって、自分の要件を切り出すことのないように注意をしましょう。
・ 相手の立場になって、気持ちや状況を汲み取ることができるよう心がけましょう。
「電話の声は少し高くなる」というのは、相手によく聞こえるようにという気持ちの表れです。もごもごと口の中にこもる声ではなく、適度な高さの明るい声で、対面で話すよりもゆっくりと話すように心がけましょう。
(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)