文●人材開発室 田嶋 雅代


今年は、例年に比べて更なる節電対策のため、「スーパークールビズ」が推奨されています。環境省は、これまでのクールビズより軽装化を呼びかけていますが、実際のところ、どう対応したものかとお悩みの方も多いのではないでしょうか?


【何のためのビジネススーツ?】
ビジネスにおいて服装が重要視されるのは、服装が相手やその場面に対する敬意を表す手段だからです。湿度と気温が高くなる日本の夏には不向きと言われながらも、スーツにネクタイというスタイルが一般的です。


【スーパークールビズとはカジュアルな服装?】
冷房の使用量を削減することが目的のクールビズです。脱ジャケット、脱ネクタイといった軽装となるため、結果的にカジュアルなスタイルとなる例が紹介されていますが、それが「ビジネス」上ふさわしい服装かどうかを考える必要があります。


【スーパークールビズの指標】
省庁や各企業は各々に服装規定を策定し、今年は無地のTシャツや破れていないジーンズもOKとした環境省の指標に注目が集まっています。クールビズには、節電という目標があり、服装で敬意を表すのは省略せざるを得ないという社会における統一認識の下、推奨されています。

文化的背景や年齢等によって服装のスタイルも異なるために各企業などで指標を策定していますが、それに則っていれば正解ということにもなりません。その時、その場所にふさわしい服装かをどうかに気を配りつつ、節電に協力できる服装を考えましょう。相手に敬意を表する手段は服装だけではないはずです。もう一度見直してみるいい機会かもしれません。

(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)

エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」

  2011年7月号(VOL 132)より  

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文●人材開発室 田嶋 雅代


声を掛けられた時には、すぐに「はい」と返事をしているでしょうか?返事は、情報を伝える人に「伝わった」ことを知らせる手段です。返事によって相手にきちんと受け止めたことが伝わり、次の行動がスムーズになります。


【あなたの返事は相手に伝わっていますか?】
声を掛けられた時、自分は返事をしているつもりでも、無意識のうちに返事をしそびれることもあります。返事がなければ、相手は確認のため、重ねて声を掛けることになりますので、まずは相手に「伝わった」ことを知らせましょう。


【どんな声で返事?】
忙しく表情が曇った状態で返事をすると、返事の声も曇りがちです。気のない返事や不快な気持ちが声にのった返事では、相手には嫌な態度と映ります。明るく大きな声で返事をしましょう。


【呼びかけだけでなく、指示の応答にも!】
呼びかけられた時はもちろん、指示を受けたときにも、了解したことを伝えるために返事をします。不明点がある場合にはその場で確認することも重要です。

相手からの返事がないと、聞こえたかな?、伝わったかな?、理解してもらえたかな?という不安を感じます。「返事をしなくともわかっている、だから返事をしない」のでは、相手にわかったことが伝わりません。返事をする手間を惜しむことなく相手にわかるように返事をすることで、信頼関係を築きましょう。

(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)

エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」

  2011年8月号(VOL 133)より  

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文●人材開発室 田嶋 雅代


同じ事を伝えるにも、肯定的で前向きな表現と、否定的な表現があります。前向きな表現とは、相手の立場や気持ちを配慮し相手を認め、できないことやマイナスの事実をプラスに言い換えた表現です。


「すみません」 より⇒ “ありがとう”
感謝の気持ちを伝える際に「申し訳ありません」「恐縮です」とも言いますが、相手はお詫びとも感謝ともつかずに受け止めることになります。お詫びの気持ちを伝えるのか、感謝の気持ちを伝えるのか、その場面を区別して言葉を選びます。


「できません」 より⇒ “〜ならばできます”
(時間が合わず)できません、(手許に資料がなく)わかりません、という場面。単に「できません」と言うのでなく、「あいにく午前中は急ぎの仕事がありお引き受けかねますが、午後一番になら可能です。」というように代替案を示します。


「悪い」 より⇒ “例えば〜はいかがでしょうか”
マイナスの事実を表す「悪い」「ダメ」という言葉には鋭利な響きがあり、ズバリ言うと言葉を発した人の想像以上に相手にショックを与えることがあります。「良くない」「今ひとつ」等の別の言葉に置き換えたり、「ご提案の内容について(このままではこちらの要望に合わないが)例えば〇〇のようになりますか?」という具合に、相手に配慮した柔らかい表現に置き換えます。

相手が理解しやすく前向きになるような表現を選びましょう。それを通じてよりよい人間関係に発展させることが大切なのです。

(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)

エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」

  2011年9月号(VOL 134)より  

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文●人材開発室 田嶋 雅代


電話をかけた相手とすぐに話せずに用件を伝えられないことがあります。そんな時、用件伝達の鍵を握るのは電話を取次ぐ人の対応です。スムーズかつ確実に対応するための適切な電話の取次ぎを考えます。


不在のため、すぐに電話を取次げないことを伝える
諸事情にて指名された人がすぐに電話に出られないことを伝えます。その場合、「申し訳ございません、あいにく○○は外出中でございます」のように、すぐにご要望に応えられず申し訳ないという気持ちも伝えましょう。


いつならば話ができるかを伝える
電話をかけてきた人が知りたいのは、指名した相手といつ話せるかです。電話で話ができる時刻の見通しを伝えましょう。そうして、相手にはできるだけ早く連絡を入れたほうがよいのか、戻ってから連絡するのでもよいのかを確認します。指名された人には適宜伝言することも忘れずに。


用件を聞き、対応する
電話をかけた相手が不在でも、用件に対応してもらえればそれで済むという場合もあります。指名された人が不在の場合は、「あいにく○○は不在ですが、よろしければ代わってご用件をお伺いしましょうか」という対応も時には必要です。代理対応をした場合は、もともと指名された人にも電話応対の顛末を忘れずに伝え、情報を共有します。

電話をかける立場からすれば、できるだけスムーズに用件を完了させたいものです。電話を受ける人は、指名された人への確実な情報伝達と、電話をかけてきた人に不安、不満を残さない対応を心掛けましょう。伝言を受けたら自分の名前を名乗り、責任の所在を明確をすることも大切です。

(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)

エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」

  2011年10月号(VOL 135)より  

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文●人材開発室 田嶋 雅代


「おはようございます」「ありがとうございます」「いらっしゃいませ」等々、毎日何度となく挨拶の言葉を発していますが、単に言葉を発することが挨拶ではありません。言葉と共に重要なことを見直してみましょう。


声は明るくはっきりと
暗い表情、小さな声、ボソボソとした発音では、挨拶をした相手に届きません。明るい声、はっきりとした発音で、相手に伝えます。


アイコンタクトと共に
伏し目がちに声を出すばかりでは、誰に向けた挨拶なのかわかりません。挨拶をする相手を意識し、笑顔でしっかりアイコンタクトを交わし、言葉を伝えます。


自分から積極的に、継続して
挨拶は目下の者からといいますが、挨拶しても返してもらえないからやめようではなく、挨拶してもらったから返そうでもありません。挨拶は先手必勝、どんな場面でも自分から積極的に、いつでもムラなく継続します。

人間関係は、挨拶で始まり挨拶で終わると言われます。ビジネスにおいても然り、いかなる場面においても挨拶がコミュニケーションの第一歩となります。気持ちのよい挨拶から円滑な人間関係を築きましょう。

(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)

エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」

  2011年11月号(VOL 136)より  

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文●人材開発室 田嶋 雅代

挨拶をきっかけに始まるコミュニケーション。挨拶から会話へとつながり、信頼関係を深めていくためには、何が必要でしょうか。


挨拶+もう一言
「先日の○○会は盛況でしたね」「風邪の具合はいかがですか」等、相手のことを気遣う言葉は、相手を見ていますよ、関心がありますよ、敬意をもっていますよ、ということを知らせることができます。こうした挨拶に続くことばから会話へとつなげることができます。


どんな言葉がふさわしい?
日頃から親交のある相手ならば、観察しているとふさわしい言葉が見えてきます。感謝、ねぎらい、励まし、気遣い等の気持ちを表す言葉をつないでみてはいかがでしょうか。 あまり面識のない相手ならば、「寒くなりましたね」等、季節やお天気に話題を見つけるとよいでしょう。

挨拶について、前回は基本編として気をつけたいことを、今回は応用編としてコミュニケーションを発展させる方法を考えました。挨拶にもうひと言を付け加えることによって、一往復の言葉のやり取りが、何往復にもなる会話に発展する可能性が広がります。こうして人間関係を深めていくことは、ビジネスにおいても重要です。

(監修:ビジネスマナー講師 八巻 惠子)

エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」

  2011年12月号(VOL 137)より  

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