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【ミシュランガイド★★★の観光地】
レストランや観光地の格付けで知られるフランスのタイヤメーカー・ミシュラン社の、旅行ガイド版「ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」に高尾山が三つ星を獲得して掲載されたのが2007年4月。三ツ星とはその国を訪れたなら必ず見るべきという最高評価で、以来、高尾山を訪れる人が増えています。
高尾山ってどんなところ?
東京の中心部からおよそ50キロ、電車で1時間ほど。東京都八王子市にある、標高599mの山です。登山口から山の中腹まではケーブルカーやリフトが利用できることもあり、山頂まで比較的容易に達することができます。また、1号路から6号路まである登山道のほか、近隣の山へ続く登山道も整備される国定公園です。
展望台からは、都心の高層ビル群を始め関東平野を見渡す絶景のパノラマが広がり、日光連山、筑波山、横浜ランドマークタワーが一望できます。また、山頂からは丹沢山系に加え、富士山、南アルプスも見えます。こうなると、お天気のよい日にこそ、訪れたいものですね。

高尾山頂よりのぞむ富士山(H22年11月撮影)
高尾山のもうひとつの顔
自然豊かな高尾山は、信仰の霊山、今人気のパワースポットでもあります。山の中腹にあるケーブルカー高尾山駅から山頂を目指す途中にある薬王院(正式名称・高尾山薬王院)は開山天平16年(744年)という起源を持ち、ご本尊の飯縄大権現(いづなだいごんげん)前には鼻の高い大天狗と鳥の嘴をもった烏天狗の像が立っています。神通力を持つ天狗は古来より神格化され、ここ高尾山にも多くの伝説が残されています。
また高尾山は修験道の山としても知られています。修験道といえば、山伏と呼ばれる行者が滝に打たれるなどの荒行で修行を積むものですが、毎年3月の第二日曜日には高尾山麓の自動車祈祷広場にて火渡り祭りが行われます。燃え盛る焔の上を渡るのが圧巻の勇壮な儀式では、一般の人でも修験者に続き、火を渡ることができるとか。今年は、3月13日午後1時から。火を渡ることでその身の厄災を祓うことができるのだそうです。
【楽しく、そして慎重に】
山の虫にかまれた弊社代表の宍戸は、遠出がかなわずとも半日トレッキングができる高尾山にて、たびたびトレッキングを楽しんでいます。
いずれ、宍戸より高尾山お勧めトレッキングコースをご案内する機会もあるかもしれません。
これから、体を動かすのに気持ちのよい季節を迎えます。木々は新緑に萌え、花も咲き誇り、豊かな自然を満喫できることでしょう。皆様もお出かけになってはいかがですか?
ただし、気軽に行かれる場所とはいえ、山を歩くことに変わりはありません。足元にはしっかりした靴、万一の悪天候のための雨具など、装備は念入りに。事故のないように楽しみましょう。
【参考】
●高尾山公式ホームページ http://www.takaotozan.co.jp/index.htm
●高尾山薬王院 http://www.takaosan.or.jp/hiwatari/index.html
エールパートナーズ会計発行:成長企業のための情報誌「グローイングカンパニー」
2011年3月号(VOL 128)より
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