経営者の方の相続税に関する悩みは、最初は漠然としていて、「見えない敵」と戦っているようなものです。ご心配であれば、悩んでいても仕方ありません。「敵」の姿を明確に認識することが大切です。
大まかな手順は以下のとおりです。
1.まずは、相続の対象となるものの範囲とその評価額を把握します。
2.次に、その相続財産に対する税額を計算します。
3.そして、目的に応じた相続対策を立案します。
4.大切なのは、立案に基づく対策の実行です。
上記1及び2の段階で、「敵」の姿がほぼ認識できるという意味で、まずは相続税のシミュレーションを行うことが非常に重要です。相続が発生したうち、相続税の納税をされている割合は、わずか4%です。案ずるより産むが易し。ただし、相続財産の評価には、専門知識が必要ですので、専門家に依頼して正確に把握しないと意味がありませんので、ご注意下さい。
相続財産の評価額及び相続税額が把握できたら、次は、依頼者である経営者の方の意思(相続対策の目的)を確認するとともに、依頼者の方がお気づきでないリスクなどをご説明いたします。その上で、依頼者の目的に合った対策を立案します。
相続対策には以下の特徴(リスク)があります。
a.相続の発生時期は、誰にもわからない。
b.時間が経過すれば、相続の対象範囲、その評価(時価)が変動する。
c.場合によっては、税制自体が改正され、評価額及び税額が変動する。
エールパートナーズ会計では、この特徴も勘案しながら、相続対策の立案をし、それを最適のタイミングで実行できるよう、お客様を総合的にご支援しております。
相続税の対策に早すぎるということはありませんので、ぜひお早めにご相談下さい。